そもそも「シュノーケリング」ってなんでしょうか?
シュノーケルに必要な道具は「マスク・スノーケル・フィン」と呼ばれる基本3点セットだけです。
この3点セットだけを使って水面にうつ伏せで浮かび水中を見て楽しむことを「シュノーケリング」と呼びます。
口にスノーケルをくわえ、マスクを顔につけ、場合によってはスノーケルで呼吸をしながら水中の景色をみることができます。
足にフィンを履くと手楽に水面移動ができるます。
気軽に誰にでもすぐに素晴らしい水中観察を始めていただけます。
「スキューバーダイビング」のように器材や重いタンクを一切使ったりしません。
だからと言っても自然相手のスポーツです。
気軽に出来るけども油断は禁物です。
スノーケリングに必要な技術はは必ず身に付けてから始めましょう。
ただの水遊びだからといって侮ってはいけません。
今からここではシュノーケルを安全に楽しんでいただけるための3つの調査をお伝えします。
シュノーケルの3つの確認
1.シュノーケルフィールドの確認
2.シュノーケル道具の確認
3.シュノーケルスキルの確認
1.海況・天候・環境などフィールド調査
相手が自然なので絶対無理はしないで下さい。
初心者は地元の漁師さんやリゾートの管理者に潮の流れ、干満のときの様子などレクチャーしてもらってください。
特に急な流れがある入り江など危険な場所を聞き出してください。
2.マスク・スノーケル・フィンなどの道具の確認
・マスク
マスクによってフェースのサイズが違うので、顔にぴったりとフィットする物を選びましょう。
顔にマスクを当てて、息を鼻から軽く吸い止めた状態で手を放してもマスクが落ちなければ顔にピッタリフィットしたマスクです。

女性用は小さく出来ているのが基本です。男性用は大きめです。顔の大きな男性は男女兼用は避けた方が無難かもしれません。
・スノーケル
シュノーケルを選びましょう。特に重要なポイントはマウスピースの大きさとパイプの太さです。
大きすぎるとあごが疲れるし、小さすぎると水が入ってきたりして苦しいです。
排水弁つきのものを選ぶと楽に水を排出(スノーケルクリア)できます。
女性用は小さく出来ているのが基本です。男性用は大きめです。顎の大きな男性は男女兼用は避けた方が無難かもしれません。
・フィン
かかとまで覆ってしまうブーツタイプとベルトで締め具合を調節するストラップタイプがあります。
素足でも履くことが出来るブーツタイプは、しっかりとかかとを固定するのでフィンキックがしっかり出来ます。
フィンサポートやマリンシューズを併用することにより、よりいっそうフィンと足が固定されます。
ストラップタイプは素足で着用可能なものもありますが基本はシューズと併用します。
お子様は足のサイズが変わりやすいので微調整が可能なストラップタイプがお勧め。
。
フィンの大きさ硬さも色々あるので、脚力に応じて選択して下さい。
あると便利なシュノーケリンググッズ
・ラッシュガード・ウェットスーツ・サーフパンツ・スイムトップ
真夏でも長い間水につかっていると身体が冷えたり、又、気が付かないうちに日焼け(火傷)をしていたりします。
これらのアイテムはそんな事態をを防止します。
・マリンシューズ
岩場やビーチを歩く時に足を保護し、マリンシューズを履いたままでフィンも装着できます。
フィンズレ防止にもなります。
・グローブ
とっさに岩場などに手をついた時グローブをはめていれば安心です。
ただし生き物や海藻などを触ってダメージを与えないように注意してください
・ライフベスト
身体が海に沈まないライフベストです。海で浮力が確保される事で行動範囲が広がります。
・メッシュバッグ
車(リゾート)からビーチまでの移動時に、道具を入れて持ち運ぶのに便利です。
3.個人的シュノーケリングスキルの確認
スノーケリングの技術、テクニックは決して難しいものではありません。
ただ、はじめての場合は足のつく浅場で習得できるまで練習しておきましょう。
・マスククリア
@マスクが曇ったらマスクの下側を少しあけて水を入れガラスに水を流す感じで曇りをとります。
A次にマスク上部を軽く押さえ鼻の息で空気をだして水を追い出します。
B水が入って来たときはAの動作で水を出しましょう。
・耳抜き
@個人差はありますが水深2〜3m位まで潜ると水圧で耳(鼓膜)に圧迫を感じるようになります。
A圧迫を感じたらその深さでとまり片手で鼻をつまみ口を閉じたまま鼻から空気を出します(鼻は摘んだまま)
Bさらに深く潜る場合はその都度止まって、Aの動作(耳抜き)を行います。
・スノーケルによる呼吸
スノーケルをマスクに固定してマウスピースを口にくわえ顔を水中に半分くらいまで入れ、呼吸してみます。
スノーケルの先端が水中に潜ったり波をかぶったりすると水が入ってくるので、中にはいった水をスノーケルクリア(後述)します。
普通に呼吸ができるように練習しておきます。
・スノーケルクリア
@スノーケルに水が入ってきたらすぐに息を止め、パイプの先が水面にでたら勢いよく息を吐き出して中の水を追い出します。
Aまだ水が残っている場合があるので最初はゆっくりと息を吸います。
・ヘッドファーストダイビング(ジャックナイフ)
水面を自由に泳げるようになったら今度は水中に潜ってみましょう。
@うつぶせの姿勢で水面に浮いままの状態から回転を腰の中心にして上半身を一気に水中に沈ませます。
A反動で両脚をピーンと伸ばして揃えた状態で一気に上に振り上げます。
Bそうすると脚の重みで垂直下方に沈んでいきます。
Cフィンの先端が完全に水中に沈んだらキックをはじめさらに潜行していきます。
シュノーケルをしてみたくなりましたか?
思い立ったらさっそく海へ行きましょう!
日本は周りがたくさんの海に囲まれていますので沢山のスノーケリングポイントがあります。
あなたの家のすぐ近くにもあるかもしれません。 この夏「スノーケリング」をはじめてみませんか?